放射線科では、胸部X線撮影やCTスキャン検査、超音波検査などを用いた、広範囲にわたる画像診断を行っております。近年、CTスキャンなどを用いた画像診断の進歩は著しく、今や画像診断無くして、診療は考えられないと言われるほどになっています。
放射線科で扱う代表的な診断
胸部X線撮影
心臓をはじめ、肺や大動脈などの形や大きさを映し出します。心臓が拡大していないか、形はどうなっているか、肺の動脈や静脈は太いか細いか、途中でとぎれていないか、肺の内部に水が溜まっていないか、うっ血は無いか、大動脈の状態はどんなか、などがわかります。撮影する部分に、金属物・プラスチック・湿布薬等があると、写真に写ってしまって診断の妨げになりますので、撮影前に外します。
CTスキャン(16列マルチスライス)
CT(コンピュータ断層撮影装置)スキャンとは、X線装置とコンピュータを組み合わせた医療機器です。X線を360度回転しながら照射して人体の横断面を撮影、各方向からの像をコンピュータで処理することによって、その平面画像を得る検査装置です。臓器やその周辺の異常がわかります。脳、肺、腹部、骨の診断に特に優れています。
従来のCTスキャンでは、1回転で1スライスの断層画像の撮影しかできませんでしたが、当院で導入したCTスキャン(16列)は、現在、最先端の16スライスのマルチスライスCTで、1度に16枚の断層画像を撮影することが可能です。これにより、高精細な画像が得られ、より確かな画像診断が行えます。しかも、検査時間が飛躍的に短縮され、患者さんの放射線被ばくの量も低減しています。
撮影部位に貴金属類があると撮影の妨げになる場合がありますので、なるべく身につけないようにしてください。また、妊娠中もしくは妊娠の可能性がある方は、事前にお申し出ください。検査中は体の力を抜いてリラックスし、できるだけ体を動かさないようにしてください。
超音波検査(心臓、腹部、頸動脈)
超音波(耳で聞こえる音よりも周波数が高い音)を調べたい臓器に当て、返ってくるエコー(反射波)を画像に映し出し、臓器の様子を見る検査です。検査前には、食事を摂らないようにしてください。
心エコー | 心臓の大きさや動き、弁の状態、心臓の血流などを観察して診断を行います。心筋梗塞や心肥大、心臓弁膜症などの疾患を確認することができます。 |
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腹部エコー | お腹にゼリーを塗り、お腹を膨らませたり、息を止めたりしてもらいながら検査を行います。胆石などの結石、腹部臓器の腫瘤など、腹部のさまざまな病変が発見できます。 |
頸動脈エコー | 頸動脈の動脈硬化の進行度を調べることにより、心筋梗塞や脳梗塞、大動脈解離など、命にかかわる病気の発症リスクを推測することができます。 |
住所 | 〒923-0825 石川県小松市西軽海町1丁目47番地 |
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電話番号 | 0761-47-0222 |
診療科目 | 一般内科、循環器内科、放射線科、小児科 |
アクセス |
小松バス「小松駅」バス停より 約15分 麦口・ハニベ・尾小屋線「西軽海町」 バス停下車 徒歩5分 |
駐車場 | 36台(第一駐車場15台[身体障害者用2台]、 第二駐車場21台) |
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日祝 |
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8:30~12:30 (受付12:00) |
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16:00~18:00 | ○ | ○ | - | ○ | ○ | - | - |