肥満とは、BMIが25以上で体内に脂肪が過剰に蓄積した状態のことで、医学的に減量が必要な状態です。
肥満症は、肥満に関連する健康障害がある場合、あるいは内臓脂肪の蓄積で健康障害が起こりやすい状態にある場合に診断されます。
また、肥満の重症度と肥満状態の長期化はどちらも心血管疾患の発症に影響を与えることがわかっています。
肥満症の診断に必要な健康障害
当院での基本的な治療対象
- 高度肥満症(BMI:35以上)の方
- 肥満(BMI:25以上)があり、上記の健康障害を認める方
BMI=[体重(kg)]÷[身長(m)の2乗]
(例)身長170cm、体重73kg→BMI 25
少なくともBMIが22未満の方は治療は受けられません。
- 当院では肥満治療が必要な患者様と真剣に向き合い、内科医として安心・安全に治療を行います。
- 肥満症を治療することにより、『健康を維持すること』を目的としています。
- 患者様の状態に応じて、患者様と相談の上で肥満症治療を選択します。
マンジャロ(GLP-1受容体作動薬)
マンジャロは2型糖尿病の注射薬で、血糖コントロールと食欲抑制の効果があります。自費診療により、肥満症治療目的に使用できます。
週に1回1本を皮下に注射します。投与開始から4~12週間ほどで体重に変化が現れる傾向があります。
期待できる効果
- 内臓脂肪の減少
- 食欲の低下
- 体重減少
- 腹囲の減少
副作用
悪心・嘔吐、低血糖、急性膵炎、胆嚢炎、胆管炎など
投与できない方
- 少なくともBMIが22未満の方
- マンジャロの成分に対しアレルギーのある方
- 1型糖尿病など、インスリン製剤による治療を必要としている方
- 妊娠中もしくは授乳中の方
- 膵炎や重度胃腸障害の既往がある方 など
リベルサス(経口GLP-1受容体作動薬)
リベルサスは経口投与タイプのお薬で、血糖コントロールと食欲抑制の効果があります。自費診療により、肥満症治療目的に使用できます。
1日1回1錠を服用します。服用開始から2~3か月で効果を実感します。
副作用
便秘や下痢などの消化器症状、低血糖、急性膵炎、胆嚢炎、胆管炎など
投与できない方
- 少なくともBMIが22未満の方
- リベルサスの成分に対しアレルギーのある方
- 1型糖尿病など、インスリン製剤による治療を必要としている方
- 妊娠中もしくは授乳中の方
- 膵炎や重度胃腸障害の既往がある方 など
サノレックス(食欲抑制剤)
サノレックスは、食欲を調整する脳の視床下部に作用し、食欲を抑えます。自費診療により、肥満症治療目的に使用できます。
1日1回1錠を服用します。最大3か月まで服用を継続できます。
副作用
便秘、睡眠障害、口の渇き、頭痛など
投与できない方
- BMIが35未満の方
- サノレックスの成分に対しアレルギーのある方
- 緑内障の方
- 妊娠中もしくは授乳中の方
- 重度の心臓・肝臓・腎臓・膵臓の病気がある方
- 脳血管障害の方
- 統合失調などの精神障害のある方 など
メディカルダイエット外来の流れ
- 当院を受診し、身長、体重、腹囲、血圧、血液検査、尿検査、情報シートへの記入などをしていただきます。(3か月以内の健診結果があれば、内容によって検査など省略可)
- 看護師から肥満症診療の説明があります。
- 診察室に入り、情報シートや糖尿病の結果によって、医師による治療方法の選択、治療についての説明を行います。
- 基本的に4週間毎に診察となります。
- 再診時には血糖、HbA1cを測定します(再診療に含まれます)。
料金表(税込)
| 初回診察料 | 3,300円 |
|---|---|
| 再診料 | 1,100円 |
| 内容 | 料金(税込) | |
|---|---|---|
|
マンジャロ (1か月分/4本) |
2.5mg | 19,800円 |
| 5.0mg | 29,700円 | |
|
リベルサス (1か月分/30錠) |
3mg | 9,900円 |
| 7mg | 19,800円 | |
| 14mg | ○○円 | |
| サノレックス | BMIが35以上の方、3か月のみ | 保険診療での取り扱いです |
各薬剤についての注意事項
- マンジャロ、リベルサスの肥満治療目的の使用は国内で承認されていません。
- いずれも国内の医薬品卸業者から入手しています。
- マンジャロ、リベルサスと同成分のゼップバウンド、ウゴービが肥満症の治療薬として国内で承認されています。
- 諸外国でも肥満治療を目的とした使用は承認されていないため、重大なリスクが明らかになっていない可能性があります。
- 万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。
2024年2月に肥満症治療が保険適応となりました。しかし、保険診療によるメディカルダイエット外来を行うには施設基準が設けられ、限られた病院でしか受診することができません。そして、保険診療による肥満症治療の薬物治療を行うには、まず医師の計画に沿って6か月以上の 食事療法・運動療法を行い、この間、2か月おきに外来受診と管理栄養士による栄養指導を受ける必要があります。
それでも肥満症が改善しない場合にGLP-1受容体作動薬による治療を行うことができるという、非常に回りくどいルールがあります。
肥満は遺伝、胎児期の栄養状態、生理的要因、ライフスタイル、環境、心理的要因など様々な要因が関係しており、「肥満は自己管理の問題」というのは誤った考え方であることは肥満症診療ガイ ドラインにも記載されています。
肥満症治療は「体重」の問題ではなく、心血管系疾患、腎疾患等の命に関わるリスクを増加させるため医学的に減量を必要とする疾患なのですが、保険診療による薬物治療には簡単に辿り着けないのが現状です。
当院では保険適応による肥満症治療を行うことはできませんが、患者様に応じて適切な肥満症の薬物療法を導⼊していきます。
| 住所 | 〒923-0825 石川県小松市西軽海町1丁目47番地 |
|---|---|
| 電話番号 | 0761-47-0222 |
| 診療科目 | 一般内科、循環器内科、放射線科、小児科 |
| アクセス |
小松バス「小松駅」バス停より 約15分 麦口・ハニベ・尾小屋線「西軽海町」 バス停下車 徒歩5分 |
| 駐車場 | 36台(第一駐車場15台[身体障害者用2台]、 第二駐車場21台) |
| 診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日祝 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 8:30~12:30 (受付12:00) |
○ | ○ | - | ○ | ○ | ○ | - |
| 16:00~18:00 | ○ | ○ | - | ○ | ○ | - | - |
※毎月第4金曜日は心不全外来・外科外来も行います





